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自社ローンとは?中古車の分割払いの仕組みを初心者向けに解説

自社ローンとは?中古車の分割払いの仕組みを初心者向けに解説

「自社ローンって聞いたことあるけど、普通のカーローンと何が違うの?」

自社ローンとは、中古車販売店が独自に提供する分割払いの仕組みです。銀行やディーラーのローンとは根本的に違います。最大の特徴は、信用情報機関(CIC・JICC)を照会しない販売店が多いこと。つまり過去に自己破産・債務整理・延滞があっても、今の収入で返済能力があると判断されれば審査に通る可能性があります。

ただし自社ローンには「金利が高い」「GPSが付く」「車の所有権が販売店にある」といった独特の条件もあります。知らずに契約すると後悔する人がいるのも事実。だからこそ仕組みを正しく理解してから判断することが大切です。

この記事では、自社ローンの意味・仕組み・審査基準・メリットとデメリット・向いている人・向いていない人・銀行ローンとの違いまで、初めての方にもわかるように網羅的に解説します。

📌 この記事でわかること

自社ローンとは何か?仕組みをわかりやすく解説
銀行ローン・ディーラーローンとの違いを比較
自社ローンの審査基準|何を見て判断されるのか
メリット5つとデメリット5つ
自社ローンが向いている人・向いていない人
contents

自社ローンとは?中古車販売店が提供する分割払いの仕組み

自社ローンとは、中古車販売店が自社の判断で中古車の代金を分割払いにしてくれる仕組みです。銀行やクレジット会社を通さず、販売店と購入者の間で直接契約を結びます。

自社ローンの基本的な流れ

①販売店に問い合わせ(来店・電話・LINE)→②販売店が独自の審査を行う→③審査通過後、中古車を選ぶ→④総額と月々の支払い額を確認して契約→⑤中古車が納車される→⑥毎月決まった額を販売店に支払う。銀行口座への振り込みまたは引き落としが一般的。完済するまで車の所有権は販売店にあり、完済後に名義変更される仕組みです。

ここで重要なのは、お金を借りているわけではないという点です。自社ローンの多くは「割賦販売」——つまり中古車の代金を分割で受け取っているだけ。だから貸金業法の「金利」ではなく「手数料」や「保証料」が上乗せされます。

📝 「自社ローン」という名前の由来

銀行や信販会社など外部の金融機関を使わず、販売店「自社」の判断でローン(分割払い)を提供するため「自社ローン」と呼ばれています。法律上の正式名称は「割賦販売」。金融商品ではなく商品の分割販売という位置づけです。

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自社ローンと銀行ローン・ディーラーローンの違い

「普通のカーローンと何が違うの?」——最もよく聞かれる質問です。3つのローンを項目別に比較します。

3つのローン比較

【審査方法】
🏦 銀行ローン:信用情報(CIC・JICC)を必ず照会。審査が最も厳しい
🏬 ディーラーローン:信用情報を照会。銀行よりはやや柔軟
🏪 自社ローン:信用情報を照会しない店が多い。今の収入で判断
【金利・手数料】
🏦 銀行ローン:実質年率2〜4%。最も安い
🏬 ディーラーローン:実質年率4〜10%
🏪 自社ローン:実質8〜20%相当。信販提携なら5〜15%
【ブラックリスト】
🏦 銀行ローン:NG(信用情報に傷があると通らない)
🏬 ディーラーローン:ほぼNG
🏪 自社ローン:対応可能な販売店が多い
【車の所有権】
🏦 銀行ローン:購入者名義
🏬 ディーラーローン:完済まではディーラー名義
🏪 自社ローン:完済まで販売店名義(所有権留保)

一言でまとめると、銀行ローンは「金利が安いけど審査が厳しい」、自社ローンは「金利は高いけど審査が柔軟」。自社ローンは銀行やディーラーに落ちた人のための最後の選択肢であり、それが最大の存在意義です。

自社ローンの審査基準|何を見て判断されるのか

「自社ローンの審査って何を見るの?」——銀行と違って信用情報を見ない販売店が多い分、何を基準にしているのか気になりますよね。

自社ローンの審査で見られる5つのポイント

1現在の月収——「今いくら稼いでいるか」が最重要。過去の年収より直近3ヶ月の収入を重視する販売店が多い
2雇用形態——正社員でなくてもOK。アルバイト・パート・派遣・個人事業主でも安定収入があれば対象
3返済比率——月々の返済額が手取りの20%を超えない範囲の中古車かどうか。身の丈に合った車選びが重要
4連絡の取りやすさ——携帯電話に出る、LINEに返信する。販売店との信頼関係を築けるかどうかが見られている
5保証人またはGPS——保証人を立てられれば審査は有利。立てられない場合はGPS設置で代替できる販売店もある

ポイントは「過去」ではなく「現在」を見ること。銀行は過去5〜10年の信用情報で判断しますが、自社ローンは「今、返済できるかどうか」が全て。だから過去にブラックリストに載っていても、今の収入が安定していれば通る可能性があるのです。

自社ローンのメリット5つ

自社ローンを選ぶメリットは何か。銀行やディーラーのローンにはない独自の強みを5つ整理します。

ブラックリストでも審査対象になる——信用情報を照会しない販売店が多いため、自己破産・債務整理・延滞歴があっても申し込める。他のローンに全て落ちた人の「最後の手段」として機能する
審査が早い——銀行ローンの審査は1〜2週間かかることがありますが、自社ローンは最短即日〜翌日で結果が出る。急いで車が必要な人には大きなメリット
雇用形態を問わない——アルバイト・パート・派遣社員・個人事業主・フリーランスでも安定収入があれば審査対象。銀行ローンの「正社員・勤続2年以上」のような条件がない
頭金なし・保証人なしでも組める販売店がある——GPS設置で保証人を免除する販売店、頭金ゼロで契約できる販売店もある。手持ち資金が少ない人でも利用しやすい
全国対応でLINE完結の販売店がある——近くに対応店がなくても、全国対応の販売店にLINEで相談→オンライン審査→陸送で納車という流れで、来店不要で購入できる

自社ローンのデメリット5つ

メリットだけでなくデメリットも正直に伝えます。自社ローンには独特の条件やリスクがあり、理解した上で利用するかどうかを判断してください。

知っておくべき5つのデメリット

1金利・手数料が高い——銀行ローン(年2〜4%)に対して実質8〜20%。50万円の中古車で銀行との差額は月3,000〜5,000円
2完済まで車の所有権が販売店にある——途中で売却・譲渡・廃車ができない。完済して初めて自分名義になる
3GPS装置が取り付けられることがある——保証人なしの場合はGPS設置がほぼ必須の販売店がある。位置情報が把握される点に抵抗がある人もいる
4選べる中古車の範囲が限られる——販売店の在庫の中から選ぶため、希望の車種や色が見つかるとは限らない。価格帯も130万円以下が中心
5悪質な販売店が存在する——手数料が不透明、車両の状態が悪い、アフターサポートがない業者もいる。優良店の見分け方を事前に知っておく必要がある

デメリットがあるからといって自社ローンが「悪い」わけではありません。デメリットを理解した上で「自分の状況では合理的な選択か」を判断することが大切です。

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自社ローンが向いている人・向いていない人

自社ローンは万人向けの仕組みではありません。明確に「向いている人」と「向いていない人」がいます。自分がどちらに当てはまるか確認してください。

○ 自社ローンが向いている人

銀行ローン・ディーラーローンに落ちた
ブラックリストに載っている(自己破産・債務整理・延滞)
勤続年数が短い・転職直後
開業して1年未満の個人事業主
すぐに車が必要(通勤・仕事・育児)

× 自社ローンが向いていない人

銀行ローンの審査に通る信用がある
150万円以上の車を買いたい
新車を買いたい
GPSの取り付けに抵抗がある
月々の返済が手取りの20%を超える

最も大事な判断基準はシンプルです。「他のローンに通らなくて、今すぐ車が必要」——この条件に当てはまるなら、自社ローンは最も合理的な選択肢です。逆に銀行ローンに通るなら、わざわざ自社ローンを使う理由はありません。

自社ローンで中古車を買うまでの流れ

「自社ローンのことはわかった。で、具体的にどうやって買うの?」——申し込みから納車までの流れを6ステップで解説します。

1

販売店に問い合わせる

来店・電話・LINE・Webフォームで相談。全国対応の販売店ならLINEで「自社ローンで中古車を買いたい」と送るだけでOK。住んでいる地域・希望の車種・予算を伝えると話がスムーズに進みます。

2

必要書類を提出する

運転免許証・住民票・収入証明(給与明細または確定申告書)が基本。LINEでスマホ撮影した写真を送れば受け付けてくれる販売店も増えています。書類は事前に準備しておくとスピーディーです。

3

審査結果を受け取る

最短即日〜翌日で仮審査の結果が出ます。通過した場合は次のステップへ。もし落ちても別の販売店で通る可能性があるため、最低2社は相談してみてください。

4

中古車を選ぶ

販売店の在庫の中から車種・年式・走行距離・価格を確認して選びます。全国対応の場合は写真と車両情報で判断。実車確認ができる場合は来店して状態をチェックしてください。

5

契約する

総支払い額(車両価格+手数料+整備費+名義変更費+陸送費)と月々の支払い額を書面で確認。納得できたら契約書にサイン。GPS設置の有無や所有権留保の条件もこの段階で確認します。

6

納車

来店引き取りまたは陸送で自宅に届きます。全国対応の場合は陸送で3日〜2週間程度。相談から納車まで最短1〜2週間で完了します。

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自社ローンを使う前に知っておきたい注意点

自社ローンは正しく使えば便利な仕組みですが、知らないと損をする注意点もあります。契約前に必ず確認してください。

注意点①:支払いを滞納すると中古車が引き上げられる

自社ローンは完済まで車の所有権が販売店にあります。滞納が続くと車を引き上げられる可能性が高い。一般的に2〜3ヶ月の滞納で警告、その後も改善されなければ引き上げという流れです。支払いが厳しくなりそうな場合は、滞納する前に販売店に相談してください。支払い猶予や分割条件の変更に応じてくれる販売店もあります。

注意点②:「絶対通る」「審査なし」は信じない

「自社ローン 絶対通る」「審査なし」をうたう販売店には注意してください。どんな自社ローンにも審査はあります。「絶対通る」と断言する販売店は、車両価格に大幅な上乗せをしていたり、アフターサポートが一切なかったりする可能性がある。審査があることは当然のこと。むしろ審査をしっかり行う販売店の方が信頼できます。

⚠ 複数の販売店で見積もりを取ることが最大の自衛策

自社ローンは販売店によって手数料も車両価格もサポート体制もバラバラです。1社だけで決めず、最低2〜3社に見積もりを依頼し、総支払い額で比較してください。複数見積もりを取ることで相場感がつかめるだけでなく、悪質な業者を見抜く力もつきます。

よくある質問

自社ローンとは簡単に言うと何ですか?
中古車販売店が銀行を通さず、自社の判断で中古車の代金を分割払いにしてくれる仕組みです。信用情報を照会しない販売店が多いため、ブラックリストに載っていても申し込める点が最大の特徴です。
自社ローンは誰でも通りますか?
誰でも通るわけではありません。安定した月収、返済比率20%以内の車選び、本人確認書類の提出など、基本条件を満たす必要があります。ただし銀行ローンと比べると審査基準はかなり柔軟です。
自社ローンはやばいですか?危険ですか?
仕組み自体は危険ではありません。ただし悪質な販売店に当たると不透明な手数料や粗悪な車両を掴まされるリスクがあります。優良店を選べば安全に利用できます。支払い総額を書面で確認する、口コミを調べる、複数店で比較するの3点を守れば大丈夫です。
自社ローンで新車は買えますか?
自社ローンで新車を扱っている販売店はほぼありません。自社ローンは中古車販売店が提供する仕組みであり、対象は中古車が基本です。新車が欲しい場合は銀行ローンやディーラーローンの審査を受ける必要があります。
自社ローンの支払い期間はどれくらいですか?
12回(1年)〜36回(3年)が一般的です。24回(2年)が最も多い。支払い回数が長いほど月々の負担は減りますが、手数料や金利の総額は増えます。販売店によって選べる回数が異なるため、問い合わせ時に確認してください。

まとめ

自社ローンとは、中古車販売店が独自に提供する分割払いの仕組みです。最大の特徴は信用情報を照会しない販売店が多いこと。銀行ローンやディーラーローンに落ちた人にとって、車を手に入れるための最後の手段として機能します。金利や手数料は銀行より高いですが、「審査に通らなければ金利の安さは意味がない」という現実があります。

🎯 この記事の重要ポイント

✓ 自社ローンとは販売店独自の分割払い。銀行を通さない
✓ 信用情報を照会しない販売店が多く、ブラックでも申し込める
✓ 審査基準は「今の月収で返済できるか」が最重要
✓ 金利・手数料は実質8〜20%。銀行(2〜4%)より高い
✓ 完済まで車の所有権は販売店にある(所有権留保)
✓ 向いている人=銀行に落ちて今すぐ車が必要な人
✓ 複数の販売店で見積もりを取ることが最大の自衛策

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